OTC取引とは、取引の当事者が取引通貨、数量、価格などの取引条件を決定して売買を成立させる取引です。その利点としては、一対一での取引が可能であり、取引が明確で簡単であることが挙げられます。

この取引は証券会社や銀行などの金融機関で行われる店頭カウンター越し取引から始まりました。金融商品においては、非上場株式の取引、公社債の取引、FX証拠金取引、CFD取引などの二者間取引で使用される用語です。

日本語辞典では、相対売買とは、「仲介者を介さず、価格、数量、支払方法などを協議し、売買契約を締結する方法」を指します。

また、FX証拠金取引には、「OTC取引」と「取引所取引」の2種類があり、OTC取引では、商品の内容が処理会社（金融機関）によって大きく異なることが特徴です。

OTC取引には、株式や仮想通貨などを指定価格で取引することができる利点がありますが、外国為替ブローカーによっては費用、サービス内容、スプレッドなどが異なる場合があります。投資家は自身の投資スタイルに合ったブローカーを選択できるため、競争を促進し費用を低減することが可能です。

一方で、OTC取引は取引所を介さないため、為替レートの決定において透明性に欠ける面があります。