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海外FX用語集
DD方式
DD方式は、投資家と外国為替ブローカーが一対一で取引を行う相対取引の方式を指します。この方法では、投資家の注文はFXブローカーによって一度決済されるため、投資家とブローカーの利益が対立することがあります。
DD方式の特徴について、以下のように説明します:
利益相反の関係:投資家がFXブローカーから通貨ペアを購入すると、ブローカーはその通貨ペアを投資家に売却します。もし投資家が有利なタイミングで通貨ペアを決済し利益を得ると、その利益はブローカーの損失となります。逆に、投資家が損失を出すと、その損失はブローカーの利益となります。このように、投資家が利益を上げ続けるとブローカーが破綻するリスクがあるため、ブローカーは利益を確保するための対策を講じます。
取引デスクの役割:DD方式では、各FXブローカーにトレーダーが配置され、彼らはブローカーの利益を最大化するために活動します。トレーダーは、自身の判断で通貨ペアの価格を設定し、注文をカバーするために銀行や他のインターバンク市場のブローカーに注文を送ります。また、複数の投資家の注文をまとめて相殺することもあります。
リクオートのリスク:価格が急激に変動した場合、投資家が有利なタイミングで決済を試みても、為替レートが再提示され、期待通りのタイミングで取引が実行できないことがあります。これが「再見積もり」と呼ばれる現象です。
狭いスプレッド:DD方式では、投資家の注文はインターバンク市場に直接リンクされるわけではなく、部分的にFX会社によって処理されます。これにより、取引は必ずしも実際の為替市場のレートで実行されるわけではなく、FX会社がスプレッドを自由に設定できます。
スプレッドと利益構造:スプレッドとは、インターバンク市場での買値と売値の差のことで、供給と需要に応じて変動します。通常、スプレッドはFX会社の利益源となりますが、DD方式では、相対取引を通じてFX会社自体が取引の相手方となり、スプレッドが狭くても利益を確保できる構造となっています。
このように、DD方式にはFXブローカーが直接的な取引相手となることで得られるメリットと、リクオートのリスクなどのデメリットがあります。
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