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海外FX用語集

気配値

25-01-14

気配値(クウォート)とは、売り手と買い手が希望する取引価格のことを指します。外国為替市場や株式市場などで、取引されているおおよその水準を示し、市場において現在取引されている価格や注文状況を反映しています。気配値は、市場における売り手と買い手の希望価格を示すため、その瞬間の市場の注文状況から、売りと買いのどちらが優勢であるかを判断する手がかりとなります。

具体的には、売り注文で最も安い値段が売り気配値、買い注文で最も高い値段が買い気配値です。通常、売り気配値または買い気配値のどちらかで取引が成立します。これらの気配値は現在値に近い価格が多いですが、売り注文または買い注文が一方的に多くなると、極端に低い売り気配や極端に高い買い気配になることがあります。

 

気配値

気配値

 

売り注文または買い注文の一方のみが多く入り、反対側の注文が少ない場合には、特別気配が出されます。特別気配は急激な値動きを防ぐために設けられており、値動きの範囲内での反対注文が出されない限り、売買は成立しません。特別気配の値段は徐々に更新され、売買が成立する価格に近づけていきます。

日本の株式市場では、1日に上下できる値幅が決められています。上限まで株価が上昇すると「ストップ高」、下限まで株価が下降すると「ストップ安」となります。これにより、極端な価格変動を防ぐことができます。このような制限値幅の制度は、日本市場特有であり、アメリカ市場や香港市場には存在しません。

まとめると、気配値は市場の売買希望価格を示し、取引の動向を把握するための重要な指標です。特別気配や制限値幅などの制度も含め、これらの情報を活用することで、投資家は市場の動向をより的確に判断することができます。

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