毛抜き底はテクニカル指標の一つで、2本以上のローソク足の安値がほぼ同じである状態を指します。
毛抜き天井の判断では、ローソク足が上昇足か下降足か、または陰線か陽線かは関係ありません。ただし、トレンド転換の前兆として現れるサインの形は決まっています。

特に高値圏で「陽線と陰線」が現れる場合です。この場合、毛抜き天井は高値圏で価格が上昇した後に下落し、ラインで反発している形になります。このパターンが見られると、上昇トレンドが終わり、近いうちに下降トレンドに転換する可能性が高いことを示唆します。

毛抜き天井は売買のチャンスとも言えますが、同時に相場の下落を予見するサインでもあります。ローソク足本体が大きいほど、下落の可能性が高くなるため、注意が必要です。

天井圏でこのパターンが現れると、その高値が上昇の限界となり、下降トレンドに転換するケースが多いとされています。

ただし、毛抜き天井が現れた時点では確定的ではなく、「毛抜き天井かもしれない」と認識するにとどまりますが、経験的に天井で現れることが多いため、注意が必要です。ローソク足の形や陰陽の組み合わせにより様々なパターンが考えられますが、基本的には前日の高値を超えられなかったという共通点があります。このため、基本的な意味合いは同じです。