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海外FX用語集
国際決済銀行
国際決済銀行(BIS)は、「Bank of International Settlements」の略称で、各国の中央銀行が出資している国際金融機関です。「中央銀行の中央銀行」とも呼ばれています。1930年1月に設立され、本部はスイスのバーゼルにあります。設立当初は、第一次世界大戦後のドイツの賠償支払いに関する事務を担当していたことが名称の由来です。現在では、主に中央銀行間の国際協力を推進する役割を担っています。
国際決済銀行は、各国の中央銀行が国際金融問題について協議する場であり、中央銀行間の協力促進、国際金融業務の支援、国際金融決済の受託や代理業務を行っています。具体的には、各国の中央銀行からの預金を受け入れたり、為替取引を行ったりしています。また、国際金融問題に関する議論の場としても機能しています。
BISは「中央銀行の中央銀行」としての役割に加え、毎月開催される中央銀行総裁会議が注目されています。この会議では、各国の中央銀行総裁がマクロ経済や国際金融政策について意見交換を行います。
さらに、BISは国際業務を行う銀行の自己資本比率に基準を設けるなど、国際金融システムの安定化に重要な役割を果たしています。2017年6月時点で、日本を含む60カ国・地域が加盟しています。BISの最高意思決定機関である理事会は17人のメンバーで構成されており、日本銀行は1994年9月からこの理事会に参加しています。
中央銀行総裁会議は隔月で開催され、主要30カ国の中央銀行総裁によるグローバル・エコノミー会議や、すべての加盟中央銀行総裁による拡大総裁会議が含まれます。また、G10の会議ではバーゼル銀行監督委員会などの常設委員会が報告を行い、BISの自己資本比率規制もバーゼル銀行監督委員会によって定められています。
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