オーストラリア準備銀行、通称RBA（Reserve Bank of Australia）は、オーストラリアの中央銀行です。経済の状況に応じて、金融政策の方針を定め、政策金利などの調整を行います。

この銀行は、オーストラリアのシドニーに本店を構え、国内で使用されるオーストラリア・ドルのポリマー紙幣を発行しています。ポリマー紙幣は、合成樹脂を使用した耐久性の高い紙幣で、1988年に初めて導入されました。

オーストラリア準備銀行は、1911年に設立されたオーストラリア・コモンウェルス銀行が前身であり、中央銀行機能が1945年に法制化され、1960年に現在の名称で設立されました。

金融政策の最終決定権を持つのは準備銀行理事会であり、総裁や副総裁、財務次官など3名の理事と6名のメンバーから構成されています。月に1度、第1火曜日に金利政策決定会合が開かれ、議事の結果は同日に公表されます。

この銀行は、年率2～3％のインフレ目標を設定し、インフレ率の上昇に対応するために利上げなどの措置を取ることがあります。