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2025/08/07 17:40:14

FXと株の違いを一覧で解説|初心者が押さえるべき投資の選び方

この記事は最後に更新されました 2025/08/26 12:01:05

FXと株の違いを一覧で解説|初心者が押さえるべき投資の選び方

FXは「短期間で大きなリターンを狙えるハイリスクな取引」、株は「じっくりと企業の成長を応援する堅実な投資」。多くの人がこのようなイメージを持っているかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか?FXと株の本当の違いを理解せずに始めるのは危険です。それぞれの本質を知ることで、トレーダーの投資戦略はより明確になるでしょう。

この記事では、FXと株の主な違いを徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。この記事を読めば、どちらが自分のライフスタイルや投資目的に合っているのかが分かり、賢明な第一歩を踏み出すためのヒントが得られるでしょう。

投資対象と取引の基本

FXの投資対象は、世界各国の「通貨」です。具体的には、米ドル/円やユーロ/米ドルなど、異なる2つの通貨の組み合わせである「通貨ペア」を売買します。取引できる通貨ペアの数は、株に比べて非常に少なく、初心者にとっては選択肢が多すぎず、選びやすいというメリットがあります。

一方、株の投資対象は、証券取引所に上場している「企業の株式」です。世界中の株式市場には数えきれないほどの企業が上場しており、その数は数千から数万にものぼります。選択肢が豊富な反面、どの銘柄に投資すべきか見極めるには、企業分析や業界研究が不可欠となります。

取引時間とスタイル

FXは、原則として土日を除くほぼ24時間取引が可能です。これは、世界の主要市場(東京、ロンドン、ニューヨーク)が次々と開いているためです。このため、日中に仕事をしている方でも、早朝や夜間の時間を活用して取引ができます。しかし、常に市場が動いているため、急な相場変動に対応しにくい側面もあります。

対して、株の取引時間は、各国の証券取引所が開いている時間に限られます。日本の場合は、平日の午前9時から午後3時までです。取引時間が決まっているため、生活リズムを崩さずに取引しやすいです。市場が閉まっている間に、じっくりと情報収集や分析を行う時間も確保できますが、本業がある方はリアルタイムで取引するのが難しい場合があります。

関連記事:FXの取引時間とは?世界の市場をまたぐ24時間取引を徹底解説🔗

レバレッジと必要な資金

FXの最大の魅力の一つは、レバレッジです。海外FX会社では数百倍、数千倍、中には無制限のレバレッジをかけることができるため、非常に少ない資金で大きな金額の取引が可能です。

少額からでも大きな利益を狙えるため、資金効率が非常に良いというメリットがありますが、レバレッジは利益を拡大させる一方で、損失も同様に拡大させるリスクがあることを常に念頭に置く必要があります。

一方、株は、原則としてレバレッジをかけません(信用取引を除く)。信用取引でも最大約3.3倍のレバレッジとなるため、FXと比較するとレバレッジの倍率は低いです。このため、投資した金額以上の損失を被るリスクが低く、堅実な運用に向いていますが、大きな金額を動かすには相応の資金が必要となります。

関連記事:FXにおけるレバレッジとは?仕組みから活用法まで詳しく解説🔗

価格変動の要因とボラティリティ

FXの価格変動は、主に各国の経済状況や金融政策、地政学リスクなどのマクロ要因に影響されます。世界的な取引量が非常に多いため、株に比べて急激な価格変動(ボラティリティ)は比較的穏やかです。しかし、要人発言や経済指標の発表時には、瞬間的に大きく動くこともあります。

対して、株の価格変動は、企業の業績や不祥事、新製品の発表など、個別企業の要因によって大きく左右されます。好材料が出た場合、株価が数倍、数十倍になる可能性を秘めています。一方で、悪材料が出た際にはストップ安となり、大幅な損失を被るリスクもあります。

関連記事:ボラティリティとは?海外FXにおける流動性との関係と注意点🔗

コストと税金

FXの主なコストは「スプレッド」(買値と売値の差額)です。多くのFX会社では取引手数料が無料であり、取引コストは比較的安価です。

一方、株の取引には、売買ごとに「取引手数料」がかかります。また、売却益に対しては税金が発生します。

FXと株のどちらも、利益に対しては約20%の税金が課されます。両者の損益を合算することはできませんが、FXの損益は株の損益と相殺が可能です。

関連記事:FX取引コストの基本:スプレッド・手数料・スワップポイントの仕組み🔗

まとめ

FXと株には、それぞれ異なる特徴があり、どちらが優れているということはありません。自分自身の投資スタイルや目的を明確にすることが最も重要です。

FXが向いている人:少ない資金で始めたい、仕事が終わった夜間や早朝に取引したい、為替相場の変動を利用して短期間で利益を狙いたい方。 株が向いている人:中長期でじっくりと資産形成をしたい、応援したい企業に投資したい、配当金などのインカムゲインも得たい方。

初心者の方は、まず少額から始めて、FXと株両方の世界を体験してみるのも良いでしょう。その上で、自分に最も合った取引方法を見つけていきましょう。

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よくあるご質問

Q1. FXと株の税金は同じですか?

A1. 利益に対する税率はどちらも一律約20%ですが、税金の計算方法と損益通算に違いがあります。FXの利益は「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象となり、株の利益は「株式等の譲渡所得等」となります。これにより、FXの損失は株の利益と相殺が可能ですが、その逆はできません。

Q2. どちらが初心者に向いていますか?

A2. 一概には言えませんが、FXは取引できる通貨ペアが限られており、分析がシンプルであるため、まずはFXから始める初心者の方が多い傾向にあります。ただし、レバレッジのリスクを理解し、少額から始めることが重要です。

Q3. FXと株は同時に取引できますか?

A3. はい、複数の証券会社やFX会社に口座を開設すれば、同時に取引が可能です。両方を経験することで、それぞれのメリット・デメリットをより深く理解でき、自分の投資スタイルに合った方を見つけやすくなります。

【免責事項】
本記事は、あくまで一般的な情報提供を目的としており、投資助言や推奨を行うものではありません。FX取引には、レバレッジ取引の特性などにより預託証拠金を上回る損失が発生する可能性があり、元本割れのリスクを伴います。投資の際は、ご自身の投資目的・財務状況・リスクを十分にご考慮のうえ、慎重に判断をお願いします。Cashback Islandは、本記事の内容に基づき行われた取引結果について、一切責任を負い兼ねます。

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