Axi(アクシ)の評判|メリット/デメリットを解説
Axi(アクシ)は、2007年にオーストラリアで設立された海外FX業者で、15年以上の運営実績を持ち、複数の金融ライセンスを取得しています。Axiはかつて、日本に向けてFXのサービスを提供していましたが、2014年に金融規制当局の圧力を受けて一時的に停止していました。その後、2022年に再開し、最大1,000倍のレバレッジや高い約定力、狭いスプレッドが特徴で、特にスキャルピングトレーダーに人気があります。
しかし、Axiは日本の金融庁や関東財務局に未登録であるため、日本の法律に基づき警告を受けている点には注意が必要です。日本居住者が海外業者のサービスを利用すること自体は合法ですが、海外業者による勧誘行為は規制されており、この点が不安要素とされることがあります。
また、ゼロカットシステムが承認制である点など、業者の信頼性に関して懸念を持つ方もいるかもしれません。これらの点を踏まえた上で、Axiの取引条件や評判を確認し、安全性を十分に理解した上で利用することが重要です。 本記事では、Axiの評判・口コミからわかるメリットとデメリットを紹介していきます。
Axi(アクシ)の基本情報
基本情報
運営会社 |
AxiCorp Financial Services Pty Ltd |
設立年 | 2007年 |
本社所在地 | Suite 305,Griffith Corporate Centre, Po Box 1510,Beachmont Kingstown,St Vincent and the Grenadines |
メールアドレス |
support@axi.com |
公式ホームページ | https://www.axi.com/jp |
安全性と信頼性
信頼性の高い金融ライセンスを複数保持
企業 |
規制当局 |
認可/規制番号 |
Axi Financial Services(英国) | 英国金融行動監視機構(FCA) | 466201 |
AxiCorp Financial Services Pty Ltd | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) | AFSL 318232 |
Vantage International Group Limited | バイ金融サービス局(DFSA) | F003742 |
AxiCorp Financial Services Pty Limited |
ニュージーランド金融市場厅(FMA) | FSP518226 |
AxiTrader Limited | セントビンセント・グレナディーン金融監督厅(SVG FSA) | 25417 BC 2019 |
Solaris EMEA Limited | キプロス証券取引委員会(CySEC) | 433/23 |
資金の安全性が高い「Financial Commission」加入業者
Axi(アクシ)はセントビンセント・グレナディーン金融監督庁(SVG FSA)の認可の元、 グループ企業である「AxiTrader Limited」を通じて、日本に住む人々にサービスを提供しています。
しかし、SVG FSAは海外FX業者やバイナリーオプション業者に対して正式な金融ライセンスを発行していません。つまり、SVG FSAはリスク・コンプライアンスや運転資金の管理など、通常金融規制当局が担うべき監督業務を実施していないということになります。
この信頼性に対する懸念を解消するために、AxiTrader Limitedは2019年6月に、ブローカーとトレーダー間の紛争解決を専門とする機関、「Financial Commission」へ加盟しました。
Axi(アクシ)のメリット
最大1,000倍のハイレバレッジ取引ができる
Axi(アクシ)では、全ての口座タイプにおいて最大1,000倍の高レバレッジで取引が可能です。
ただし、この1,000倍のレバレッジはメジャー通貨にのみ適用され、マイナー通貨やエキゾチック通貨には対象外となります。
また、取引するポジションサイズに応じたレバレッジ制限もあるため、口座開設前に取引条件を確認することが重要です。
さらに、経済指標の発表や重要人物の発言時でもレバレッジ制限はなく、常に同じ条件で取引できるため、他社に見られるポジション監視の手間がなく、より柔軟な取引が可能となります。
高レバレッジを利用して少額から資金を増やすことができますが、リスクも高くなるため、慎重に取引を行う必要があります。
約定力が高い
Axiは業界の老舗として、複数の大手プロバイダーと提携し、安定した流動性を提供しています。NDD方式を採用しており、LP(流動性プロバイダー)への直接注文により高い約定力を実現しています。
このため、注文時の価格のずれや遅延、約定拒否がほとんどなく、デイトレードやスキャルピングなどの裁量取引はもちろん、EAの稼働にも最適です。国内外からの肯定的な口コミでは、約定力の高さや滑りにくさが高く評価されており、特にスキャルピングトレーダーにとって信頼性の高い証となっています。
スプレッドが狭い
Axiは業界トップレベルの低スプレッドを提供しており、特にプレミアム口座ではEUR/USDで0.7pips、USD/JPYで1.0pipsなど、非常に狭いスプレッドを実現しています。これにより、取引コストが低く、スキャルピングにも最適な環境を提供しています。
口座タイプ |
EUR/USD | USD/JPY | XAU/USD | BTC/USD |
Axi(プレミアム口座) | 0.7 | 1 | 1.3 | 14.1 |
XM(Pro口座) | 0.7 | 0.8 | 1.9 | 54.8 |
Exness(Zero口座) | 0.7 | 1.4 | 1.2 | 39.1 |
ThreeTrader(Rawゼロ口座) | 0.4 | 0.6 | 0.8 | 40.4 |
Titan FX(ブレード口座) | 0.2 | 0.3 |
1.1 |
24.0 |
詳細はこちら「Axiスプレッド一覧」をご覧ください。
取引制限が少ない
Axiでは、スキャルピング取引や自動売買システム(EA)の使用に対して特に制限が設けられていないため、トレーダーは自分の取引スタイルに合わせて柔軟に取引できます。
また、大口取引を行う際に事前連絡が必要なルールもなく、安心して取引できる環境が提供されています。
さらに、Axiは他の業者と比較して禁止されている取引手法が少なく、ローレイテンシートレードやスワップ狩りなど、特定の手法に対する制限はありますが、一般的な取引スタイルに対してはほとんど制限がありません。
無料でVPSサービスを利用できる
Axiでは、毎月20ロット以上取引するトレーダーに対して、ForexVPSの料金が最大$36割引されるサービスを提供しています。さらに、エリート口座で毎月20ロット以上取引するトレーダーには、VPSサービスが無料で提供されます。
Axi(アクシ)のデメリット
ボーナスやキャンペーンが豊富とはいえない
Axiでは現在、定期的なキャンペーンは提供されていますが、対象はほとんど新規ユーザーのみです。入金ボーナスも実施されておらず、ボーナスを目的に業者を選ぶ場合、Axiは適していません。
特に、他の海外FX業者では魅力的なボーナスやキャンペーンが頻繁に行われている中、Axiはその点で目立った特典が少なく、ボーナスを重視するトレーダーにとっては不満を感じるかもしれません。
しかし、Axiは取引条件が良く、特にスプレッドの狭さや約定力など、取引環境が優れているため、ボーナスよりも取引条件を重視するトレーダーにとっては十分魅力的な業者といえるでしょう。
つまり、ボーナス目的で業者を選ぶのではなく、安定した取引環境やコスト面での優位性を重視するトレーダーに向いています。
プレミアム・エリート口座には最低入金額の設定がある
Axiの最上位口座であるエリート口座は、取引条件が魅力的ですが、開設に必要な最低入金額が$25,000(約370万円)と非常に高いため、一般のトレーダーにとっては大きなハードルとなっています。
プレミアム口座も最低入金額が500ドルと設定されていますが、エリート口座に比べるとアクセスしやすいものの、それでも一定の資金が必要です。特にエリート口座は、さらに月間取引量の条件(毎月50ミリオン)も求められ、入金額を満たしても取引量が減少するとプレミアム口座にランクダウンする可能性があります。
一般のトレーダーにとっては、プレミアム口座が良い選択肢となる一方で、大きな資金を運用するトレーダーにとっては、より優れた取引条件を提供するエリート口座が魅力的な選択肢となっています。
ゼロカットに申請が必要
Axiではゼロカットシステムを採用していますが、2,000ドル以上のマイナス残高が発生した場合、自動的に適用されず、カスタマーサポートへの申請が必要です。マイナス残高をリセットしたい旨と該当するMT4口座番号を明記して、チャット、WhatsApp、メール、または電話で申請を行います。
他の業者ではゼロカットが自動的に適用されることが一般的ですが、Axiでは申請が必要なため、ゼロカットの反映までに時間がかかる点がデメリットです。
対応している取引ツールがMT4のみ
Axiでは現在、取引ツールとしてMT4のみを提供しており、業界での普及が進んでいるMT5には対応していません。MT5は動作スピードや機能性において優れているため、MT5を希望するトレーダーにとっては不便を感じる可能性があります。
しかし、他の海外FX業者がMT5への移行を進めていることを踏まえると、Axiでも将来的にMT5の導入が期待されるため、今後の対応に注目する価値はあるといえるでしょう。
Axi(アクシ)の評判まとめ
Axiは、スプレッドの狭さや安定した取引環境、約定力の高さなど、取引条件において非常に優れた特徴を持っています。特にスキャルピングや自動売買システムを利用するトレーダーにとっては、柔軟な取引条件が大きな魅力となります。
ただし、ボーナスやキャンペーンの種類が限られているため、ボーナスを重視するトレーダーには向かないかもしれません。
また、最上位のエリート口座は高額な最低入金額と取引量の条件があり、一般的なトレーダーにとっては敷居が高い点がデメリットです。
総合的に見ると、取引条件を重視するトレーダーにとっては十分に魅力的な選択肢ですが、口座タイプや条件をよく確認することが重要です。
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